新NISA 資産額シミュレーション(つみたて投資枠・成長投資枠を分けて、年間上限と総枠1,800万円まで計算)

毎月の積立額と想定年利回りから、新NISAの将来の資産額を計算します。つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)を分けて入力でき、それぞれの年間上限と、総枠1,800万円・成長投資枠1,200万円の限度額を守って試算。総枠に届く時期、目標額に届く時期、課税口座で運用した場合との税金の差もわかります。積立をやめて取り崩したときに、いつまで持つか、売った分の枠がいつ空くかも計算できます。令和8年(2026年)9月時点の制度で無料・登録不要。

20年
つみたて投資枠

年間の上限は120万円(毎月¥100,000)。対象は金融庁の基準を満たした投資信託で、買い方は積立です。

円
%
成長投資枠

年間の上限は240万円。総枠1,800万円のうち、成長投資枠で使えるのは1,200万円までです。対象は上場株式や投資信託などです。

円
%
積立をやめる・取り崩す(任意)
すでにNISAで持っている分がある場合(任意)

簿価は、その枠で買った金額の合計(総枠を数えるときの金額)です。評価額を0円のままにすると、簿価と同じ額として計算します。2023年までのNISA(つみたてNISA・一般NISA)の保有分は総枠の外で管理されるので、ここには入れません。

円
円
円
円
円

20年後の評価額の合計(見込み)

¥31,356,757

投資した額の合計(簿価)¥18,000,000
運用益¥13,356,757
課税口座なら、売却時にかかる税金の目安¥2,713,424

NISAの口座では、この運用益に税金がかかりません。課税口座(特定口座など)で同じ運用をして最後に売ったとすると、約20.315%にあたる金額が引かれます。

総枠の使い方(20年後の簿価)

非課税保有限度額(総枠)1,800万円¥18,000,000 / ¥18,000,000(100%)
うち成長投資枠の限度額 1,200万円¥11,250,000 / ¥12,000,000(93.8%)
つみたて投資枠成長投資枠

総枠は評価額ではなく簿価(買った金額)で数えます。運用益がいくら増えても、枠は減りません。

つみたて投資枠

毎月の積立額¥30,000
年間の上限 120万円 のうち設定額¥360,000(30%)
20年後の簿価¥6,750,000
20年後の評価額¥11,758,784
運用益¥5,008,784

つみたて投資枠だけを使う場合でも、総枠1,800万円いっぱいまで使えます(成長投資枠のような1,200万円の内枠はありません)。

成長投資枠

1年間に買う額¥600,000
年間の上限 240万円 のうち設定額¥600,000(25%)
20年後の簿価¥11,250,000
限度額1,200万円の残り¥750,000
20年後の評価額¥19,597,973
運用益¥8,347,973

この設定でわかること

  • 19年目の9月に、簿価の合計が総枠1,800万円に届きます(開始から18年9か月)。それ以降は新しく買えず、運用益で評価額だけが増えていきます。
  • 予定していたのに、枠の上限のために買えなかった額は、この20年間で合計¥1,200,000です。この分をNISA口座の外(課税口座など)で投資する場合、その運用益には税金がかかります。
    • つみたて投資枠・総枠に達して買えなかった分: ¥450,000
    • 成長投資枠・総枠に達して買えなかった分: ¥750,000

評価額の合計の推移(各年末)

1年目20年目
つみたて投資枠成長投資枠

年ごとの推移(各年末)

年つみたて(簿価/評価額)成長(簿価/評価額)評価額の合計総枠の残り
1年目¥360,000¥369,677¥600,000¥616,129¥985,806¥17,040,000
2年目¥720,000¥757,839¥1,200,000¥1,263,064¥2,020,903¥16,080,000
3年目¥1,080,000¥1,165,408¥1,800,000¥1,942,346¥3,107,754¥15,120,000
4年目¥1,440,000¥1,593,355¥2,400,000¥2,655,592¥4,248,948¥14,160,000
5年目¥1,800,000¥2,042,701¥3,000,000¥3,404,501¥5,447,202¥13,200,000
6年目¥2,160,000¥2,514,513¥3,600,000¥4,190,855¥6,705,368¥12,240,000
7年目¥2,520,000¥3,009,916¥4,200,000¥5,016,527¥8,026,442¥11,280,000
8年目¥2,880,000¥3,530,089¥4,800,000¥5,883,482¥9,413,571¥10,320,000
9年目¥3,240,000¥4,076,271¥5,400,000¥6,793,785¥10,870,055¥9,360,000
10年目¥3,600,000¥4,649,762¥6,000,000¥7,749,603¥12,399,364¥8,400,000
11年目¥3,960,000¥5,251,927¥6,600,000¥8,753,212¥14,005,139¥7,440,000
12年目¥4,320,000¥5,884,201¥7,200,000¥9,807,001¥15,691,202¥6,480,000
13年目¥4,680,000¥6,548,088¥7,800,000¥10,913,480¥17,461,568¥5,520,000
14年目¥5,040,000¥7,245,170¥8,400,000¥12,075,283¥19,320,453¥4,560,000
15年目¥5,400,000¥7,977,106¥9,000,000¥13,295,176¥21,272,282¥3,600,000
16年目¥5,760,000¥8,745,638¥9,600,000¥14,576,064¥23,321,702¥2,640,000
17年目¥6,120,000¥9,552,598¥10,200,000¥15,920,996¥25,473,593¥1,680,000
18年目¥6,480,000¥10,399,905¥10,800,000¥17,333,175¥27,733,079¥720,000
19年目¥6,750,000¥11,198,842¥11,250,000¥18,664,737¥29,863,579¥0
20年目¥6,750,000¥11,758,784¥11,250,000¥19,597,973¥31,356,757¥0

想定年利回りが2ポイント違ったら(20年後)

年利回り(つみたて/成長)評価額の合計運用益
3%/3%¥24,988,894¥6,988,894
5%/5%入力どおり¥31,356,757¥13,356,757
7%/7%¥39,576,746¥21,576,746

利回りは将来の予測ではなく、比べるための仮定です。総枠の上限で買えなくなる場合、利回りが違っても投資した額(簿価)は同じで、評価額の差だけが変わります。

概算のシミュレーションで、将来の運用成果を保証するものではありません。積立は毎月の月初に買付け、運用益は毎月の複利で反映し、1年目は1月から始まるものとして計算しています(年の途中から始める場合、1年目の買付けはこの計算より少なくなります)。想定年利回りは手数料(信託報酬など)を引いたあとの年率で、毎年一定と仮定しています(実際の運用成績は年ごとに上下し、元本を下回ることもあります)。同じ月にはつみたて投資枠を先に、成長投資枠をあとに買付けする順で、残りの枠を超える分は買えないものとして計算します(実際には、枠を超える買付けは受け付けられません)。分配金の受取りは含みません。取り崩しは、各枠を1つの商品とみなして、売った分の簿価を平均取得単価で計算します。制度は令和8年(2026年)9月時点の内容で、2027年1月に始まる18歳未満のつみたて投資枠(こどもNISA)は含みません。課税口座との比較は、期間の最後に全額を売却した場合の税額の目安です(税率20.315%、損益通算・繰越控除なし)。税務・財務の専門的助言ではありません。

つみたて投資枠と成長投資枠の上限(早見表)

項目つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠(1年間に買える額)120万円(毎月¥100,000)240万円
2つを併用したときの年間の合計360万円
非課税保有限度額(総枠・簿価で数える)1,800万円(2つの枠の合計)
その枠だけで使える限度額総枠いっぱいの1,800万円まで(内枠なし)1,200万円(総枠の内数)
買える商品長期の積立・分散投資に適した、金融庁の基準を満たす投資信託上場株式・投資信託など(整理・監理銘柄、信託期間20年未満・毎月分配型・デリバティブ取引を用いた一定の投資信託等は除く)
買い方積立(定期的に継続して買う)一括でも積立でも買える
非課税で持てる期間無期限(口座開設は日本国内に住む、その年の1月1日時点で18歳以上の人)

年間投資枠は、その年(1月〜12月)に買った金額の合計で数えます。総枠は、いま持っている分の簿価(買った金額)で数えます。売却すると、その簿価の分だけ翌年以降に総枠が空きます。

計算例(20年間・想定年利回り5%・いま持っている分なし)

枠の上限がどこで効いてくるかを見るための例です。成長投資枠は毎月同じ額ずつ買い、1年目は1月から始まるものとして、上のシミュレーターと同じ計算で求めています。利回りは仮定であり、将来の成果を約束するものではありません。

積み立て方上限に届く時期20年後の簿価20年後の評価額
つみたて投資枠だけ・毎月3万円届かない¥7,200,000¥12,223,733
つみたて投資枠だけ・毎月10万円(年間の上限いっぱい)総枠1,800万円に15年目の12月¥18,000,000¥33,936,776
成長投資枠だけ・年240万円(年間の上限いっぱい)成長投資枠の限度額1,200万円に5年目の12月¥12,000,000¥28,310,852
つみたて毎月3万円+成長投資枠 年60万円総枠1,800万円に19年目の9月¥18,000,000¥31,356,757
つみたて毎月10万円+成長投資枠 年240万円(両方の年間上限いっぱい)総枠1,800万円に5年目の12月¥18,000,000¥42,466,278

成長投資枠だけを使い続けると、総枠にはあと600万円の余りが残ったまま、成長投資枠の限度額1,200万円で買えなくなります。その余りを使えるのはつみたて投資枠だけです。つみたて投資枠と成長投資枠の年間上限をどちらも使い切ると、5年目の12月に総枠がいっぱいになります。

取り崩しの例(総枠を使い切ったあと、毎月20万円を取り崩す)

つみたて投資枠に毎月¥100,000を15年積み立てて総枠1,800万円を使い切り、16年目の1月から積立をやめて毎月¥200,000(年¥2,400,000)を取り崩す例です(年利5%、評価額の比で取り崩し)。この設定では、資産は31年目の11月になくなり、それまでに取り崩せる額は合計¥38,140,450です。

年その年の買付け取り崩し(売却額)売った分の簿価年末の総枠の空き年末の評価額
15年目¥1,200,000¥0¥0¥0¥26,590,352
16年目¥0¥2,400,000¥1,588,878¥1,588,878¥25,455,354
17年目¥0¥2,400,000¥1,513,218¥3,102,096¥24,263,607
18年目¥0¥2,400,000¥1,441,160¥4,543,256¥23,012,271
19年目¥0¥2,400,000¥1,372,533¥5,915,788¥21,698,369
20年目¥0¥2,400,000¥1,307,174¥7,222,963¥20,318,772

16年目に¥2,400,000を売っても、空く総枠は売った金額ではなく、売った分の簿価の¥1,588,878だけです(残りは運用益で、枠を使っていません)。その枠が使えるのは翌年1月からで、16年目のうちは、総枠が前年末の簿価でいっぱいのため1円も買えません。積立をやめずに続けて取り崩す場合は、17年目から、空いた枠の範囲で毎年¥1,200,000(つみたて投資枠の年間の上限)を買い直せて、35年後の評価額は¥26,692,488になります。

よくある質問

Q.つみたて投資枠と成長投資枠は、何が違いますか?上限はいくらですか?

1年間に買える額(年間投資枠)は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、両方を使うと年間360万円まで買えます。生涯で非課税で持てる額(非課税保有限度額、総枠)は2つの枠を合わせて1,800万円で、そのうち成長投資枠で使えるのは1,200万円までです(総枠の内数)。

商品の範囲も違います。つみたて投資枠は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(金融庁の基準を満たすもの)を積立で買う枠です。成長投資枠は、上場株式や投資信託などを一括でも積立でも買えますが、整理・監理銘柄や、信託期間20年未満・毎月分配型・デリバティブ取引を用いた一定の投資信託等は対象外です。どちらの枠も、口座開設できるのは日本国内に住む、その年の1月1日時点で18歳以上の人です。

Q.総枠1,800万円は、評価額と簿価のどちらで数えますか?

簿価(買った金額の合計)で数えます。金融庁のよくある質問にも、非課税保有限度額は買付け残高(簿価残高)で管理されると書かれています。運用で評価額が増えても、その増えた分は枠を使いません。

たとえばつみたて投資枠に毎月¥100,000を積み立てると、簿価は15年目の12月に総枠1,800万円に届き、それ以降は新しく買えません。一方、年5%で運用できた仮定なら評価額は20年後に¥33,936,776になっていて、総枠の1,800万円を超えて非課税のまま持てます。

Q.NISA口座の商品を売ると、枠は戻りますか?いつからですか?

戻ります。売った商品の簿価の分だけ、総枠が翌年以降に空きます(金融庁のよくある質問)。条文(租税特別措置法37条の14)では、総枠の判定に「前年12月31日時点の簿価残高」を使うので、同じ年のうちに売っても、その年のうちには空きません。翌年の1月1日以降になります。

年間投資枠は、その年に買った金額の合計で数えるので、売ったからといって同じ年の年間投資枠が戻ることもありません。このシミュレーターの「積立をやめる・取り崩す」欄は、この仕組みで枠の空きを計算します。上の取り崩しの例で、年ごとの動きを見られます。

Q.取り崩したとき、売った金額と「売った分の簿価」はどう違いますか?

枠が空くのは、売った金額ではなく売った分の簿価です(金融庁のよくある質問)。上の例では、16年目に¥2,400,000を売りましたが、空く総枠は簿価の¥1,588,878で、差額は運用益にあたります。

簿価の計算は、租税特別措置法施行令25条の13第26項で、銘柄ごとに、所得税法施行令の有価証券の取得費の計算(平均原価)に準じて行うとされています。このシミュレーターは各枠を1つの銘柄とみなし、売った割合だけ簿価を減らします(簿価×売却額÷評価額)。複数の銘柄を持っている場合は、銘柄ごとに簿価と評価額の比が違うので、どの銘柄を売るかで空く枠は変わります。

Q.成長投資枠だけで、1,800万円まで使えますか?

使えません。成長投資枠で使える限度額は1,200万円までです(金融庁のよくある質問)。総枠1,800万円のうち、残りの600万円はつみたて投資枠でしか使えません。逆に、つみたて投資枠だけなら総枠いっぱいの1,800万円まで使えます。このシミュレーターでも、成長投資枠は1,200万円に届いた時点で買えなくなります。

Q.年の途中から始めると、どう計算されますか?

年間投資枠は暦年(1月1日〜12月31日)で数えます。このシミュレーターは1年目を1月から始まるものとして計算しているので、たとえば10月から始めるなら、1年目に買える月数は3か月で、その分だけ実際の1年目の買付額は少なくなります。期間が長いときの影響は小さいですが、正確に見たいときは、1年目の分を差し引いて考えてください。

Q.NISA口座で損失が出たら、他の口座の利益と相殺できますか?

できません。金融庁の資料によると、NISA口座の損益は、特定口座や一般口座の損益と損益通算できず、損失を翌年以降に繰り越すこともできません。このシミュレーターの課税口座との比較でも、つみたて投資枠と成長投資枠のそれぞれの運用益にだけ税金がかかるものとして計算していて、片方の枠が損失でも、もう片方の税金は減らしません。

Q.課税口座の税金の目安(20.315%)の内訳は?

上場株式・投資信託の譲渡益や配当には、所得税15%と住民税5%がかかり、さらに所得税額の2.1%の復興特別所得税が加わります(国税庁タックスアンサーNo.1463)。合計すると20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)で、金融庁の資料も同じ内訳です。このシミュレーターでは、期間の最後に全額を売却したと仮定して運用益にこの税率をかけ、円未満を切り捨てた額を「課税口座なら売却時にかかる税金の目安」として表示します。途中の配当や、損益通算・繰越控除は含みません。

Q.2027年に始まる「こどもNISA」(18歳未満のつみたて投資枠)は計算に含まれますか?

含まれません。令和8年度税制改正(令和8年法律第12号)で、つみたて投資枠の年齢要件が撤廃され、0〜17歳の間に使える未成年者向けのつみたて投資枠が令和9年(2027年)1月1日から使えるようになります。条文上の上限は、年間投資枠が60万円、非課税保有限度額が600万円です。金融庁の資料では、12歳以降に、資金の使い道が子のためであることや子の同意を示す書面の提出などの要件のもとで、親権者等による払出しができるとされています。この計算は、18歳以上の人が使う新NISA(年間120万円・240万円、総枠1,800万円)が対象です。 こどもNISAの資産額は、専用のこどもNISA 資産額シミュレーションで計算できます。

Q.想定年利回りは、何%にすればいいですか?

将来の利回りは誰にもわからないので、このシミュレーターがいくらを入れるべきかをお答えすることはできません。入力する利回りは、信託報酬などの手数料を引いたあとの、毎年一定の年率という仮定です。実際の運用成績は年ごとに大きく上下し、元本を下回ることもあります。結果の下にある「想定年利回りが2ポイント違ったら」の表や、0%(増えない場合)も試して、幅を持って見てください。

Q.このシミュレーターの計算方法と前提を教えてください。

毎月、月初につみたて投資枠、続けて成長投資枠の順に買付けし、その月の運用益を月末に反映します(年率を毎月の複利に直して使います)。買付けは、年間投資枠、成長投資枠の限度額、総枠のうち残りがいちばん少ないものまでに切り詰めます。総枠と成長投資枠の限度額は、条文と同じく「前年12月31日時点の簿価残高+その年に買った額」で判定します。

成長投資枠の買い方は、毎月同じ額ずつ買うか、毎年1月にまとめて買うかを選べます。同じ月に総枠の空きが1つ分しかないときは、つみたて投資枠が先に使われます。取り崩し(積立をやめてから売る)は、毎月の月初に、買付けのあと・運用益の反映の前に売ります。売る順番は、評価額の比で両方の枠から売る、つみたて投資枠から先に売る、成長投資枠から先に売る、から選べます。分配金の受取り、年の途中の開始、こどもNISAは含みません。

出典