クレカ積立(クレジットカードで投資信託を毎月積み立てる)のポイントは、カードごとに仕組みが違い、年間のカード利用額や、同じ月のほかの利用額で、付与率が変わります。2026年10月の買付分からは、マネックスカードも、積立以外のカード利用額と積立の額で、率が決まる表に変わりました。公式ページの表から、毎月3万円・5万円・10万円の積立で、年間にどれだけポイントがつくかを比べます。
カードごとの付与率のしくみ(公式の表)
- 楽天カード(楽天証券):0.5%。条件なし。ゴールドカード0.75%、プレミアム1%、ブラック2%(2026年9月24日更新)。代行手数料が年0.4%以上のファンドは1〜2%です。
- 三井住友カード(NL)(SBI証券):0.5%。ただし、前の年のカード利用額が10万円以上の年だけで、10万円未満は0%(入会した最初の年は条件なし・1枚につき1回限り)。
- 三井住友カード ゴールド(NL):1.0%(前年のカード利用額が100万円以上)、0.75%(10万円以上)、0%(10万円未満)。
- プラチナプリファード:毎月1%に加えて、年間のカード利用額が300万円以上で+1%、500万円以上で+2%(年に1回)。つまり、2%・3%。
- マネックスカード(2026年10月買付分〜):同じ月の、積立以外のカード利用額が5万円以上なら、積立が5万円以下で1.1%、5万円超7万円以下で0.6%、7万円超10万円以下で0.2%。カード利用額が1万円以上5万円未満なら、それぞれ0.55%・0.3%・0.1%。1万円未満の場合は、公式の表にありません。
三井住友カードの積立は、積立そのものが、年間のカード利用額に数えられません。モバイルSuicaのチャージや定期券なども数えません。そのため、積立のためだけにカードを作っても、利用額の条件を満たせないことがあります。
積立の額別:1年間のポイント
積立の毎月の額ごとに、1年間のポイントを比べます(1ポイント=1円)。三井住友カードは、そのカード自身の年間のカード利用額(積立を除く)の条件を満たす場合、マネックスカードは、同じ月に5万円以上のカード利用がある場合の額です。
| カードと条件 | 積立 月3万円 | 積立 月5万円 | 積立 月10万円 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(条件なし) | 1,800円 | 3,000円 | 6,000円 |
| 三井住友(NL)(前年の利用10万円以上) | 1,800円 | 3,000円 | 6,000円 |
| ゴールド(NL)(前年の利用100万円以上) | 3,600円 | 6,000円 | 12,000円 |
| プラチナプリファード(年間300万円以上) | 7,200円 | 12,000円 | 24,000円 |
| プラチナプリファード(年間500万円以上) | 10,800円 | 18,000円 | 36,000円 |
| マネックスカード(同じ月に5万円以上の利用) | 3,960円 | 6,600円 | 2,400円 |
マネックスカードの表は、積立が5万円以下だと1.1%ですが、5万円を少しでも超えると0.6%になり、積立が月6万円のときは年4,320円と、月5万円のとき(年6,600円)より少なくなります。10万円積み立てると、年2,400円にとどまります。公式の表の読み方に沿った計算で、積立の額が多い人ほど、マネックスカードは不利です。
どう選ぶか
- 毎月5万円以下を、マネックス証券で積み立てる人で、同じマネックスカードで月5万円以上の買い物もする人:マネックスカードが、年6,600円(月5万円)で、年会費がかからないカードの中ではいちばんです(プラチナプリファードは、年間500万円以上の利用で月5万円の積立なら18,000円ですが、年会費33,000円がかかります)。
- 毎月10万円を、SBI証券で積み立てる人:年間のカード利用額が500万円以上なら、プラチナプリファードの年36,000円(年会費33,000円を引く前)。100万円以上なら、ゴールド(NL)の12,000円(年会費は100万円の利用で無料)。それ未満なら、楽天カード(楽天証券)か三井住友(NL)の6,000円です。
- 積立のポイントは、年会費や利用額の条件の影響が大きいので、積立以外の買い物をどのカードに集めるかと、セットで決めるのが得です。計算は、クレジットカードの使い分けシミュレーションで、積立の額を入れてできます。
積立で増える資産の見通しは、新NISA 資産額シミュレーションで確かめられます。ポイントで増える分は、元本に対して年0.5%〜3%の範囲で、投資信託のコスト(信託報酬)と比べても、無視できない大きさです。判定の一覧はクレジットカード判定一覧にあります。