三井住友カード ゴールド(NL)は、年会費が5,500円ですが、年間100万円以上使うと、翌年から年会費が永年無料になり、さらに毎年10,000ポイントがつきます。ふだんの買い物だけなら、これが年会費無料で還元率1.2%のリクルートカードを上回るのは、年間100万円から約143万円までです。対象のコンビニ・飲食チェーンにスマホのタッチ決済で月1万円使う人なら、約254万円までです。
三井住友の公式の例を、そのまま再現する
三井住友カードの公式ページには、対象のコンビニ・飲食店に月1万円、年間の合計が108万円のシミュレーションがあり、獲得ポイントは13,200ポイント、継続特典の10,000ポイントを足して年間23,200ポイントです。この計算を、対象店舗の7%(120,000円分で8,400ポイント)と、そのほかの0.5%(96万円分で4,800ポイント)に分けると、13,200円に10,000ポイントを足して23,200円になり、公式の例と一致します。以降の表は、この計算の仕組みで求めています。
年間の利用額別:ゴールド(NL)と、無料の1.2%カードの差
対象のコンビニ・飲食チェーンに月1万円(年12万円)使い、残りはふだんの買い物として、ゴールド(NL)1枚で払った場合と、リクルートカード1枚で払った場合を比べます。年会費は、利用額が100万円に届けば無料として計算しています。
| 年間のカード払い | ゴールド(NL)の年間の得 | リクルートの年間の得 | 差 |
|---|---|---|---|
| 80万円 | 6,300円 | 9,600円 | −3,300円 |
| 100万円 | 22,800円 | 12,000円 | +10,800円 |
| 120万円 | 23,800円 | 14,400円 | +9,400円 |
| 150万円 | 25,300円 | 18,000円 | +7,300円 |
| 200万円 | 27,800円 | 24,000円 | +3,800円 |
| 250万円 | 30,300円 | 30,000円 | +300円 |
| 300万円 | 32,800円 | 36,000円 | −3,200円 |
100万円ちょうどでは、ゴールド(NL)が10,800円多くなります。それから利用額が増えるにつれて、差は縮まります。ゴールド(NL)の基本の還元率は0.5%で、1.2%のカードとの差(0.7ポイント)が、10,000ポイントのボーナスを上回るのが約143万円(ふだんの買い物だけの場合)だからです。対象店舗の7%の分だけ、その線が約254万円まで延びます。
100万円に数えない支払い
年間100万円の判定に数えない支払いが、公式ページに決まっています。コンビニなどで使うつもりのお金が、数えられていなくて届かない、という間違いが起きやすいところです。
- 三井住友カードつみたて投資(SBI証券)の積立、年会費、キャッシング、リボ払い・分割払いの手数料
- モバイルSuicaを含む交通系ICなどの電子マネーへのチャージ、モバイルSuicaの定期券・特急券・グリーン券の購入、ANA Pay・VポイントPayアプリ・プリペイドカードへのチャージ
- 国民年金保険料、そして2026年3月1日からは、au PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカードへのチャージ
家族カードとETCカードの利用は、合計して数えます。通勤でモバイルSuicaを使っている人は、その分は数えられないので、年間100万円を、Suica以外の支払いで超える必要があります。
100万円に届かない年は
- 入会した最初の年は、100万円に届かなくても、年会費5,500円がかかります。無料になるのは、100万円以上使った年の翌年からです。
- クレカ積立(SBI証券)の付与率は、前の年の利用額で決まり、100万円以上は1.0%、10万円以上は0.75%、10万円未満は0%です(入会した最初の年は、条件なしで1.0%。1枚につき1回限りです)。月10万円を積み立てるなら、1.0%と0.75%の差は年3,000円です。
- 年間100万円に近い人は、ふだんの買い物と公共料金をゴールド(NL)に集めて、100万円を超えるように調整するのが、いちばん簡単です。固定費(携帯・公共料金・サブスク)は、カード払いにまとめれば、無理なく積み上がります。
向く人・向かない人
向くのは、年間のカード払いが100万円〜250万円のあたりで、国内の主要空港のラウンジを使いたい人(公式ページに、国内の主要空港とハワイ・ホノルルの空港内のラウンジを無料で使えるとあります)。向かないのは、年間のカード払いが100万円に届かない人と、300万円を超える人です。300万円を超えるなら、年会費無料の1.2%のカードのほうが得で、表の300万円の行では年間3,200円の差です。
どちらにするか迷うときは、クレジットカードの還元率シミュレーションに毎月の使い方を入れて、年間の得を比べてください。判定の一覧はクレジットカード判定一覧にあります。