年会費0円で還元率1.2%のカードのポイントは、1ポイント=1円で使えます。これに、100円あたり1マイルのカード(JALのプレミアム、ANAの2倍コース。年会費は合計で7,150円・8,800円)が勝つかどうかは、1マイルがいくらで使えるかで決まります。年間のカード払いが300万円なら、JALのカードは1マイル1.44円より高く使えるときに勝ち、100万円なら1.92円、1,000万円なら1.27円です。
損益分岐の考え方
マイルのカードの得は、年間のマイルに1マイルの価値を掛けて、年会費を引いた額です。ポイントの得は、年間のカード払いの1.2%です。この2つが等しくなる1マイルの価値が、損益分岐で、(ポイントの得+マイルのカードの年会費)÷ 年間のマイル数です。1マイルがこれより高く使えるなら、マイルのカードが得になります。
年間のカード払い別の、損益分岐(1マイルの価値)
ふだんの買い物だけをカード1枚で払う場合の、ポイントのいちばんよい無料カード(リクルート1.2%)に並ぶ、1マイルの価値(円)です。
| 年間のカード払い | ANA FIRST(29歳以下・年会費0円) | JAL+プレミアム(7,150円) | ANA一般+2倍コース(8,800円) | ANA VISAプラチナ(96,800円・1.5マイル) |
|---|---|---|---|---|
| 100万円 | 1.20円 | 1.92円 | 2.08円 | 7.25円 |
| 200万円 | 1.20円 | 1.56円 | 1.64円 | 4.03円 |
| 300万円 | 1.20円 | 1.44円 | 1.49円 | 2.95円 |
| 500万円 | 1.20円 | 1.34円 | 1.38円 | 2.09円 |
| 1,000万円 | 1.20円 | 1.27円 | 1.29円 | 1.45円 |
- ANA JCB CARD FIRSTは、年会費が5年間0円なので、利用額によらず、100円あたり1マイル=1.2%の1.2円に並びます。29歳以下で、1マイルが1.2円より高く使えるなら、無条件で得です。
- JAL(プレミアム)とANA(2倍コース)は、年会費の分だけ、利用額が少ないほど必要な価値が高く、年100万円で約1.9〜2.1円、年300万円で約1.4〜1.5円、年1,000万円で約1.3円です。
- ANA VISAプラチナ プレミアムは、100円あたり1.5マイルでも、年会費が96,800円なので、年300万円で約2.95円、年1,000万円でも約1.45円です。上級会員の特典(搭乗ボーナスなど)を使う人のカードです。
ラグジュアリーカードの場合:マイルにするか、キャッシュバックにするか
ラグジュアリーカードは、ポイントを1ポイント=1円のキャッシュバックにも、1ポイント=0.6マイルのマイルにも交換できます。マイルにしたほうが得になる1マイルの価値は、1÷0.6で約1.67円です。チタン・ブラック・ゴールドのどれでも同じで、1マイルが1.67円より高く使えるならマイルです。ただし、年会費を含めた全体では、マイルにしても、無料のカードに並ぶのは、1マイルがさらに高い場合に限られます。詳しくは、ラグジュアリーカードの年会費改定のガイドにあります。
1マイルの価値の決め方
1マイルの価値は、使い方で何倍も変わります。特典航空券の区間・時期・クラス、他社ポイントや商品への交換など、どう使うかで変わります。自分で決めるときは、実際に使いそうな特典航空券(同じ区間・同じ日)の通常の運賃から、特典航空券でも払う税金・サーチャージを引いて、必要なマイル数で割った額を、何回か試して平均してください。このガイドと、マイルが貯まるクレジットカードの比較は、1マイルの価値を決めていません。
マイルのカードは、計算上、クレカ積立のポイントを入れていません(積立のポイントは、対象のカード・ポイントに限られるためです)。ポイントを現金のように使えない、有効期限があるなど、ポイントのカードにない制約もあります。迷うときは、1マイルを1.5円に置いて、使い分けのシミュレーションで確かめてください。判定の一覧はクレジットカード判定一覧にあります。