マイルとポイントはどっちが得?年間300万円なら1マイルが約1.4円を超えるとき、JAL・ANAの年会費7千円のカードが無料の1.2%カードに勝つ

年会費0円で1.2%のカードのポイントと、100円あたり1マイルのカード(JALのプレミアム7,150円・ANAの2倍コース8,800円)は、1マイルの価値で勝ち負けが決まります。年間のカード払い別に、並ぶ1マイルの価値(年100万円で約1.9円、300万円で約1.4円、1,000万円で約1.3円)を計算。ANA JCB CARD FIRSTは1.2円、ANAのプラチナは約3円。ラグジュアリーカードのマイル交換の境目(約1.67円)も整理しました。

公開日 2026年10月9日

出典の確認・検証・訂正について

年会費0円で還元率1.2%のカードのポイントは、1ポイント=1円で使えます。これに、100円あたり1マイルのカード(JALのプレミアム、ANAの2倍コース。年会費は合計で7,150円・8,800円)が勝つかどうかは、1マイルがいくらで使えるかで決まります。年間のカード払いが300万円なら、JALのカードは1マイル1.44円より高く使えるときに勝ち、100万円なら1.92円、1,000万円なら1.27円です。

マイルのカードは、「1マイルが約1.5円(年300万円の場合)より高く使えるか」で決まります。年会費を払うため、利用額が少ないほど、必要な1マイルの価値が高くなります。

損益分岐の考え方

マイルのカードの得は、年間のマイルに1マイルの価値を掛けて、年会費を引いた額です。ポイントの得は、年間のカード払いの1.2%です。この2つが等しくなる1マイルの価値が、損益分岐で、(ポイントの得+マイルのカードの年会費)÷ 年間のマイル数です。1マイルがこれより高く使えるなら、マイルのカードが得になります。

年間のカード払い別の、損益分岐(1マイルの価値)

ふだんの買い物だけをカード1枚で払う場合の、ポイントのいちばんよい無料カード(リクルート1.2%)に並ぶ、1マイルの価値(円)です。

年間のカード払いANA FIRST(29歳以下・年会費0円)JAL+プレミアム(7,150円)ANA一般+2倍コース(8,800円)ANA VISAプラチナ(96,800円・1.5マイル)
100万円1.20円1.92円2.08円7.25円
200万円1.20円1.56円1.64円4.03円
300万円1.20円1.44円1.49円2.95円
500万円1.20円1.34円1.38円2.09円
1,000万円1.20円1.27円1.29円1.45円
  • ANA JCB CARD FIRSTは、年会費が5年間0円なので、利用額によらず、100円あたり1マイル=1.2%の1.2円に並びます。29歳以下で、1マイルが1.2円より高く使えるなら、無条件で得です。
  • JAL(プレミアム)とANA(2倍コース)は、年会費の分だけ、利用額が少ないほど必要な価値が高く、年100万円で約1.9〜2.1円、年300万円で約1.4〜1.5円、年1,000万円で約1.3円です。
  • ANA VISAプラチナ プレミアムは、100円あたり1.5マイルでも、年会費が96,800円なので、年300万円で約2.95円、年1,000万円でも約1.45円です。上級会員の特典(搭乗ボーナスなど)を使う人のカードです。

ラグジュアリーカードの場合:マイルにするか、キャッシュバックにするか

ラグジュアリーカードは、ポイントを1ポイント=1円のキャッシュバックにも、1ポイント=0.6マイルのマイルにも交換できます。マイルにしたほうが得になる1マイルの価値は、1÷0.6で約1.67円です。チタン・ブラック・ゴールドのどれでも同じで、1マイルが1.67円より高く使えるならマイルです。ただし、年会費を含めた全体では、マイルにしても、無料のカードに並ぶのは、1マイルがさらに高い場合に限られます。詳しくは、ラグジュアリーカードの年会費改定のガイドにあります。

1マイルの価値の決め方

1マイルの価値は、使い方で何倍も変わります。特典航空券の区間・時期・クラス、他社ポイントや商品への交換など、どう使うかで変わります。自分で決めるときは、実際に使いそうな特典航空券(同じ区間・同じ日)の通常の運賃から、特典航空券でも払う税金・サーチャージを引いて、必要なマイル数で割った額を、何回か試して平均してください。このガイドと、マイルが貯まるクレジットカードの比較は、1マイルの価値を決めていません。

マイルのカードは、計算上、クレカ積立のポイントを入れていません(積立のポイントは、対象のカード・ポイントに限られるためです)。ポイントを現金のように使えない、有効期限があるなど、ポイントのカードにない制約もあります。迷うときは、1マイルを1.5円に置いて、使い分けのシミュレーションで確かめてください。判定の一覧はクレジットカード判定一覧にあります。

出典

この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、税務・法律・投資その他の専門的助言ではありません。金額は概算の目安で、制度や金利は変更されることがあります。個別の状況については、税理士・社会保険労務士・金融機関などの専門家にご相談ください。